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結果が出る人と出ない人の違い

実は、私は大手証券会社でキャリアをスタートさせ、その後に大手人材会社に転職しました。

大手証券会社も大手人材会社もどちらも数字が全ての会社で、とにかく営業ができる人が神様であり、営業ができない人は・・・という競争会社でした。

そういう環境下でありながら、どちらの会社においても私の後輩にはトップセールスがいました。本当に他の人の10倍近い売上を叩き出すモンスターのような人たちです。

正直、これが先輩であったら、どんなに良かったでしょう。すごい先輩として、ものすごい憧れの対象として、先輩に色々教えてもらえたかもしれません。

しかし、現実には私の後輩です。私の方が先輩なのに、そのモンスターたちは私より数字を上げているわけです、しかも圧倒的に。

これ以上に悔しいと思った時期は他に無いかもしれません。

とはいえ、私も簡単に負けるわけにはいきません。本当に朝から晩まで、土日も関係なく、テレアポ、DM、飛び込み訪問、勉強ありとあらゆることをしました。とにかく誰よりも圧倒的な量をこなせば、このモンスターたちを倒せるはずだと考えていたのです。

しかし、現実はそう甘いものではなく・・・確かに私は同期で1番になったり、いろいろな表彰をいただけたり一般的に考えると結果を出すことができました。

ただ、モンスターたちから見ると微妙な数字しか出すことができなかったのです。

本当に悔しく、なぜ、そのモンスターたちの2倍以上は行動しているのに、結果が出ないんだろうとずっと疑問が残っていました。

その答えが分かったのが、実はある会社の営業研修を受けてからです。

その会社では営業力を高めるためのセミナーを行なっていました。私自身、自分の営業力には自信があったのですが、営業というものを本格的に学んだことがなかったため、「一度くらいは研修を受けてみても良いかもな」と思い、受けてみました。

その結果、恐ろしい事実が判明するのです。なんと、私の営業力は0だったのです。今でも営業研修のトレーナーに言われたことは忘れられません。「中島さん、ちょっと営業が酷すぎますね・・・これは、相当頑張らないとダメですよ」

その結果、私は一から営業を学び、かつその流れでセールスライティングにも出会い、言葉や文章、デザインでお客様の心をいかに動かしていくか?ということをひたすら勉強し、実践し、研究しました。

そして、次に転職した会社では、受注率が大幅に跳ね上がり、ダントツの結果を残すことができたのです。

ここで言いたいことは、営業力やセールスライティングはスキルと実践が大切である、ということだけではありません。

結果を出すには、”何がネックになっているのか?”その論点をしっかり分析する必要があるということです。

若い時の私は、とにかく行動量を増やせば、結果が出ると考えておりました。

しかし、実際には、行動量は足りていたのです。ネックになっていたのは、行動量ではなく技術でした。

つまり、結果が出ないときや問題を解決しようという時は、まずは現状の分析をして、どこに問題やネックがあるのか?しっかり判断し、かつどの問題やネックが何が原因で発生しているのか?をしっかり考えた上で、どのような行動を取るか?を考えなければいけないということです。

そのネックが解消されることにより、一気に流れが変わり、次の問題点が発生する・・・

この連続により、成果というのは大きくなっていくと思います。

今思えば、私の後輩であるモンスターたちは、この点をしっかり把握しておりました。

おそらく、モンスターたちも結果を出すことにこだわった結果、試行錯誤をして、ネックを潰し、弱みを補いつつ、自分の強みで戦う選択をしたのだと思います。

今の私は営業というよりは、お客様の採用支援、営業・マネジメント研修、コンサルティングの業務がメインとなっております。

何としてでも結果を出す!その決心を持ち、その上で、何がネックとなっているのか?しっかりヒアリングしてその解決に全力を出す。

結果を出し続ける人でありたいと思います。